グケンでは、組織の生産性改革のきっかけを、各種ワークショップを通して提供しています。働き方が停滞する理由の多くは、古い慣習や属人的な手順で、気づかぬうちに業務を妨げている事が大半です。営業体質強化では、世界的に有名な理論をもとに営業フローの課題を発見、BIプロ・ワークショップでは、現場と管理部門、経営層が同じ視点で業務を振り返り、データを活用して業務の滞りを整理します。
企業の経営改革は、本部による方向性の明示と、現場の地道な改善サイクルである事がFP&Aの12の原則にも明記されています。財務と実務を正しく把握し、部分最適にならないよう全体バランスを俯瞰して、経営資源を割り当てる事が重要です。会計は会社の実態を反映する鏡です。結果指標として各種の実態が表現されるので、対策としてマネージャへ正しく経営教育を伝えて実務を動かし、限られた資源を有効に付加価値作成に割当てて顧客支援と企業価値の育成を両立させてください。企業推進のセカンドオピニオンとして経営者の壁打ち相手としても対応させて頂きます。

法人営業の体質強化ワークショップ!

法人営業で、成績の伸び悩みはありませんか?営業プロセスには、流れがあります。新規問合わせを作る仕掛け、に始まり、見込み、商談、個別相談、提案、見積り、稟議承認、内示、受注&納品、検収、請求回収まで、流れを適切にマネジメントする事は大切です。また、営業現場ではベテランに依存する成績の俗人化や若手の育成、人財定着の課題など、営業改革のニーズにあふれている事が珍しくありません。このワークショップでは、流れの概念を学び、まず自社で取り組むべき改善のポイントについて議論します。選択と集中による仕事の棚卸しを是非ご一緒に!   ーー「体験セミナー開催中」ーー

サービス詳細

ワークショップは基本5日の集中コースです。中3日に営業全員へ参加して頂き、営業フローの組織的課題を探します。
詳しくは個別相談でご説明が可能です。セミナーも開催中です。が、ワークショップのポイントこちら
是非お気軽に、お問い合わせください。

BIプロ・サービス

Google Looker Studio クイックテンプレート

時系列、ベストワースト、Zチャートのテ簡易ンプレを実装します。

見積もり例

▷Googleスプレッドシート/ドライブが必要です。
 最小構成 ¥250,000から テンプレのプレビューはこちら
 ※データモデル変更や個別画面の開発はご相談ください。
 ※Google AppSheetや他システム直接接続もご相談ください。

Google Looker Studioバランスドスコアカード

Google Looker Studioで定点観測するBSCを構築します。

見積もり例

▷Googleスプレッドシート/ドライブの利用を前提とします。
 (システムやデータベースへの直接接続も個別相談可)
  最小構成 ¥250,000から テンプレは案件開発中
  追加開発は開発代行サ@¥20,000/時でも承ります。 

Google Looker Studio ヘルプデスクサービス

Q&Aや機能検証のヘルプデスク支援です。日本語英語のコミュニティサポートを活用し、貴社に変わって問題解決情報を探索します。画面エラー表示や、接続障害などのトラブルに対するお問合せです。

見積もり例

▷ チケット制のお問合せ制度となります。
  @¥5,000/件 
SLAは2営業日内返答をお約束します。但し最終解決には内容により複数日が必要となる場合もございます。またメーカーサポートへのエスカレーションが必要な場合は、Google Looker Studio Pro(有償製品)が必要となる場合がございます。

Google Looker Studio開発代行サービス

Google シート/ドライブを活用した中規模迄のデータモデル設計とユーザ画面開発をです。ご要件と既存データモデルをお聞きし、Google Spread Sheetによる中間テーブル設計後にLooker StudioのUI開発を行います。

見積もり例

▷データブレンドを活用します。
①:Googleシート元データが3枚あり、1枚のLookerStudio UIをそのデータソースから作成する場合。Google シート以外のデータソースは個別にご相談ください。
[GoogleシートDS@15,000 x3 ] + [LookerStudio@20,000 x1 ] = 65,000
②:画面数指定をせず時間チャージでの試算の場合
 時間あたり作業 @¥20,000/時間

『会計×営業』パズル

問題解消ワークショップ!営業×利益の課題をパズルを使って分解するワークショップです。固変分解の基礎を、社長に、社内に展開するワークショップします。固定費/変動費の分解は、売上視点を利益視点にステージアップする大切な成長視点です。具体的には、売り上げを数量×単価に分解し、幾ら値引くなら、何個追加で売らないと同じ儲けにならないかを体験してみたり、固定経費を減らすことで、どれだけ追加販売の目標最低値が楽になるかを考えるワークショップです。人手不足が加速する企業の近未来では、儲かる仕事と儲からない仕事の区別が最優先判断です。そのため現場が利益を理解する日常プロセスは大切です。
財務の目標KPIや、非財務KPIを考えると、その先にBSCツリーが出来上がります。

見積もり例

※有償ワークショップは個別見積もりとなります。次の紹介セミナーまでの期間は、個別にご説明を差し上げております! 詳しくはお気軽にお問い合わせください。

生成AIの実務ワークショップ

生成AIの利用が実務にも広く普及しました。中小企業でトレンドに乗り遅れている方はいませんか?グケンでは、企業で採用されている生成AI×実務視点を、ワークショップで議論し、実務における利用例を一。緒に考える「生成AIの先生」をサービスとして提供しています。具体的には、生成AIを使って自分たちで「業務における生成AIの利用を考える」事ができる事をゴールに、利用の底上げを行います。いまさら聞けない生成AIで悩んでいる部門の皆様へ。グケンがサポートいたします。

見積もり例

※有償ワークショップは個別見積もりとなります。詳しくはお気軽にお問い合わせください。
(現在ヘルプデスク型AIサポートの期間契約は新規受付を停止させて頂いております)
過去のご提供例
 例:仕入れ販売業。営業部門向けAIワークショップ。資料作成、情報整理、社外コミュニケーション、要約、訪問活用、会議進行などについてのAI体験。
   訪問型研修。お客様PCにてハンズオン。シナリオ作成期間込み、15名参加で、6時間×1日。税別 ¥200,000で実施。交通費別途。

TOC(制約理論)について

制約理論(TOC:Theory of Constraints)は、イスラエルの物理学者 エリヤフ・ゴールドラット博士 によって提唱され他理論です。物理学の法則ですが、経営や組織運営へも幅広く応用され、高い実用性で活用されています。経営分野ではスループット理論として知られています。

TOCの本質はシンプルです。あらゆる「流れ(Flow)」には必ず淀みがあり、その最大の淀み=ボトルネックを正しく特定したり、管理することで全体の成果を大きく向上させることが出来ます。従って企業活動でも、営業案件で広報集客から受注成約まで、仕入れ発注から製造投入と完成出荷納品まで、募集から応募選考面接内定入社まで、などに各所で応用できます。ボトルネックを誤認した施策は、どれほど努力しても成果につながらない──TOCはその厳然たる現実を示してくれます。
グケンでは、成果に直結しやすい営業フローを入口に、TOCを初心者で扱える形にして導入します。抽象論としての部分最適や全体最適の知識だけでなく、「どこに集中すれば最短で成果が出るのか」という一点突破の視点を重視して、自律的に改善が組織内で回せる状態まで伴走します。さらに、FP&A(財務計画・分析)の12の原則とTOCを組み合わせ、改善施策の効果を数字で測定する方法を共に考えます。TOCで“流れ”を最適化し、判明したボトルネックに対する施策を、FP&Aの理屈に沿って適正評価し、資源を無駄にしない打ち手を戦略として明確化する事をサポートします。

ゴールドラット博士は ザ・ゴール (2001年、ISBN 978-4478420409)を通じて、「正しく集中することにより組織は成果をもっと出せる」ことを世界に例示しました。「月曜が楽しみな会社をつくろう」という提言のもと、効果の見えないな努力をやめる方法を証明しました。グケンはこのTOCの思想を実務に落とし込む過程に伴走し、企業規模を問わず、会社の“稼ぐ力”の最大化に共走したいと考えています。

現在の問題理解と本質確認
(CRT・UDE/DE)

解決策の確認(FRT)と
副作用への備え(PRT、CRD)

移行プロセスの計画
(TT)

TOCでは、このプロセスに従い、社内業務フローを図解し、問題点を構造的に整理したうえで、実行可能な改善プランへと落とし込んでいきます。スループット管理の考え方は、高速道路の渋滞緩和、映画館における避難プロセス、鉄道設備と信号システムなど、私たちが日常で目にする多くの仕組みに応用されている原則です。誰もが直感的に理解しやすいものであり、専門知識がなくても業務改善の観点から自分の仕事を捉え直すことができる点が特徴です。

TOCを使って思考する事で、自社事業のプロである社員ご本人が問題の原因を特定し、解決策を企画できる“内製化された問題解決能力”を育てることが出来ます。単なる座学ではなく、実際の業務に基づいてボトルネックを発見し、改善策を検証し、実際の行動へつなげる一連の流れを体験していただくことで、現場で即応用できる再現性の高いスキルとして定着させてください。

  1. 目標設定: 目標をどこに設定すべきか? 利害関係者を特定し、目標の期待値を定量化します。
  2. 目標達成の時期: 時間、資金、人的リソースを考慮し、目標達成の可能性を分析します。
  3. 目標の展開: 利害関係者に目標を共有し、内発的動機付けを確認します。試行を通じて制約を特定します。
  4. 制約の管理: 制約を適切に管理し、段階目標の達成と例外事象への対応を図ります。
  5. 資源の調整: 経営資源(時間・人・資金)の投入を調整し、進捗を追跡します。
  6. 目標変更の判断: 必要に応じて目標変更を検討し、中長期目標との乖離を慎重に確認します。
  7. 英断と再評価: 英断を行う際には、制約と利害関係者を再評価し、新たなポートフォリオによる資源投入を見直します。

なお、制約理論には多くの専門用語が登場しますが、それらはすべて「問題解決の流れ」を体系化するために不可欠な考え方になります。
その本質はシンプルです。

企業活動に存在する「流れ」の一例を記載します。
例えば製造・物流であれば、「仕入れ → 販売 → 出荷 → 納品 → 検収 → 請求 → 回収」という一連の流れ。人事であれば「募集 → 採用 → 教育 → 活躍 → 昇進 → 異動 → 役定 → 出向 → 退社」。製品開発であれば「企画 → 設計 → 変更 → 試作 → 量産 → 終売」。サービス業であれば「問い合わせ → 来店 → 待合 → 注文 → 調理 → 配膳 → 支払い → 下膳」といった具合です。業務の種類を問わず、すべての仕事は“流れ”として捉えることができます。

ワークショップでは、この流れを可視化し、どこで滞留が起きているのかを特定し、改善策を試行します。TOCでは、こうした滞留点を「ボトルネック(淀み)」と呼びます。このボトルネックを正しく認識し、適切に対策を打つことで、財務的な成果や業務効率の向上は必ず期待できます。言い換えれば、流れを支配する一点を見極めることこそが、最も効果的な経営改善につながるのです。


制約理論ワークショップ用語集
CRT Current Reality Tree。現在の問題を構成するツリー構造の図。
UDE/DE Undesirable effect/ Desirable effect。起きてほしくない事実と起きてほしい事実。インジェクション(対策)で発生する悪い状態>良い状態への変化(またはその反対)に言葉を充てます(単なるネガポジ変換でなく)。
NB Negative Branch。インジェクション(対策)によって発生する副作用。
NBR Negative Branch Resolution。インジェクション(対策)による副作用への対策。良いPRTへの対策案。
PRL Positive Reinforce Loop。DEを増幅しPRTを長持ちさせるための注力点。時間を要するインジェクション(対策)の際にツリー構造の下部(根本側)において探し、複雑な問題を解決するための時間を確保するための認識点。
FRT Future Reality Tree。未来の実態を構成するツリー構造の図。
CRD Conflict Resolution Diagram。問題の対立を図解するダイアグラム。昇華した解決策を考える。
CCC Core Conflicting Cloud。問題の中核となるUDE群の組合せで深い対立。
PRT PreRequisite Tree。前提条件ツリー。インジェクション成功のために必要な想定。目標>障害>中間目標を特定。
TT Transition Tree。移行ツリー。目標到達への時系列での行動ステップ。必要性>行動>期待する結果の連鎖。

制約理論の用語は一見多く見えますが、ワークショップの中で自社業務を分解し、構造理解をするための大切な“思考のガイド”です。用語を手がかりに自社の流れを整理していくことで、業務のつながりが見える化され、楽しみながら問題解決プロセスが走ります。

-制約理論の用語を使った作文例ー

私たちはまず組織に存在する**UDE(望ましくない結果)を抽出し、それらの因果関係を整理してCRT(現実ツリー)を構築した。そこから導き出されるDE(望ましい結果)を明確にしつつ、変革に伴い生じ得るNB(Negative Branch:悪い副作用)を特定し、それを防ぐためのNBR(Negative Branch Reservation)を設計した。
次に、実現したい将来像の整合性を確認するために
FRT(Future Reality Tree)を作り、必要なインジェクションに潜む対立をCRD(Conflict Resolution Diagram/クラウド)で解消した。さらに、関係者の合意形成を得るためにCCC(Change Creation/Control Cloud)を用いて、変革に向けた前提条件を整理し、行動要件をPRL(Prerequisite List)にまとめた。
最終的には、必要な前提条件を時系列で示す
PRT(Prerequisite Tree)と、実行ステップを明確にしたTT(Transition Tree)**を作成し、インジェクションを確実に成功へ導く実行ロードマップを完成させた。

グループ生産性研究所としてグケンでは、参加型の企画ワークショップを通じて現場主体の自律型問題解決を実体験していただきます。TOC思考によって特定されたKPIを継続的に追跡する際には、GoogleのライセンスフリーBIツール Looker Studio を活用した定点観測の仕組みづくりを推奨しています。
データの計測方法に適切に投資を行い、組織内で情報を活かすPDCAプロセスを整えることは、業務を活性化するうえで不可欠な要素です。私たちは、経営者・リーダーの皆さまが、理解されいている意義を、社外の立場から代弁し、TOCの実践を通じて、社長と現場が同じ目線で課題を共有し、「現場はどこまで頑張ればよいのか」を明確にしながら、段階的な組織成長をご支援します。

あわせてFP&A(財務計画・分析)の12の原則についてご紹介します。これは 米国管理会計士協会(IMA)Association for Financial Professionals(AFP) が提唱する、事業計画と投資管理のための国際的な原則で、上場企業を中心に経営品質向上の基準として活用されています。グケンでは、TOCによって見えた改善案を実行する際、投資が無駄にならないよう、この12原則を軸にした進捗管理の考え方をお伝えし伴走支援を行います。

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